みなさま、ごきげんよう。
いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回はタイトルにもありますように00年代に愛聴していたイギリスのインディーロックについてご紹介させて頂こうと思います。
Arctic MonkeysやLibertines…個人的にイギリスのロックシーンが一番盛り上がっていたと思える時期の一つでした。
しかしながら、先に挙げたような超メジャーバンドは色々な所ですでに紹介され尽くされているかと思いますので、今回は比較的マイナーなアーティストに絞って紹介させていただこうかと考えています。
気に入っていただけるアーティストが見つかれば嬉しいです。
それでは、どうか最後までお付き合いください。
なお、マイナー、メジャーの基準に関しては完全なる個人の主観によるものですのでご容赦いただけると幸いです。また、年代も割とざっくりです。
Neils Children
00年代に起こったNew Wave、80sのリバイバルブームの火付け役となったバンドでした。
日本においてもLillies and Remainsnsなどが影響を公言しています。
パンキッシュな黒づくめの衣装にダムドを思わせるアイメイク、3ピースで構成されるミニマルでサイケなナンバーが特徴的でした。
極限まで音数を減らした攻撃的な楽曲は初期のCUREを彷彿とさせます。
ルックス的にも華があったのですが、アルバム「X.Enc」を発表後には活動休止(?)状態に。
数年の沈黙を経てフロントマン以外のメンバーを刷新して活動を再開しましたが、パンク寄りの音楽性とはやや離れてしまったのが少し残念でした。
Exlovers
ドキャッチーなネオアコサウンドを引っ提げて華々しくシーンに登場した男女混合ボーカルのバンド。
1stアルバム発売時はタワレコでも特集が組まれていた記憶があります。
日本人好みなメロディーと、メンバーのルックス(モデルもやられていたそうです)、楽曲の良さも相まって大ヒット間違いなしかと思いましたが、何故かその後目立った活動はなくバンドはどうやら解散状態にあるようです。
ネオアコ期のMy Bloody Valentaineのようなシンプルで美しい楽曲が特徴的でした。
Arthur Delaney
誰…?と感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、ご存じあのArthur Delaneyです(し…知ってる?)。
華々しいデビュー曲を引っ提げてさてこれから人気爆発……かと思いましたが、どうやらこの一曲で終わってしまったようです。
非常に好きな曲だったのでその後の活躍が聞こえないのは残念な限りです。
フォークを基調としたキャッチ―なナンバーはいかにも英国といった趣で、郊外の田園風景が目に浮かぶようでした。
発表から10年以上たった今でも、その素晴らしい楽曲は人々の記憶に残り続けるでしょう。
These New Puritans
バンド形態の枠に捉われず、自由な発想と構成でオリジナリティの高い作品を発表し続けているアーティストです。
1stアルバムは80sを思わせるミニマルなサウンドと、ラップのようなボーカルが特徴的でしたが、続く2作目はさらに独自性を推し進めた内容で、映画音楽のような重厚感と多彩なフックが魅力的でした。
個人的には紹介した動画の楽曲が収録されている2作目がお気に入りです。
The Dead 60s
初期は2トーンスカを攻撃的に解釈し直したような独自の音楽性で、本国は元より日本でも注目されていたました。
2作目はややポップな方向に舵を取り、The JamやClashのメロディアスな楽曲を思わせるナンバーが増えます。
何だかんだよく聞いていた後者の楽曲を今回は紹介させていただきました。
1stの雰囲気も捨てがたいですが、普通に良い曲です。
Five O’Clock Heroes
バンド名は恐らくThe Jamの楽曲からだと推測されます。
00年代のガレージリバイバルに乗じてネオモッズシーンにも火が付くかと思いきや、そんなことも無く。
あまり音沙汰がないので、こちらも解散状態なのでしょうか。
時代と共に埋もれていくのはあまりにも惜しい楽曲です。
ちなみにこのバンド、ボーカルがイギリス出身なだけで活動拠点は普通にアメリカのバンドでした。記事の趣旨とはズレますがせっかくなので紹介させていただきました。
Lucy Soul
Supremesやロネッツを高速化してさらにポップに仕上げたような女性ボーカルバンド。
普通にドキャッチーで良い曲ばかりだったのですがなぜか大ヒットとまでは至りませんでした。
紹介した楽曲は2ndアルバムのリードトラックですが、1stも好きで良く聞いてました。
こちらのバンドも残念ながら目立った活動は行ってない模様です。
Foals
こちらは現在でも活躍を続けているUKロックの代表格的なバンドです。
マイナーじゃないじゃないかという声もあるかと思いますが、初期はインディー色が強かった気がするので掲載させてもらいました。
ミニマルでダンサブルな楽曲はこれまで類がなく、衝撃的なデビューを飾りました。
現在でも初期の雰囲気は残しつつ、様々なアプローチで音楽性の幅を広げているバンドです。
CAMERA OBSCURA
グラスゴー出身の男女混合5人組バンド。
グラスゴーということで、同郷のBelle and Sebastianを思わせる(たぶん)インディーネオアコサウンドです。
イギリス映画のようなアートワークも相まってかオシャレな雰囲気で女性ファンからの支持も厚かった記憶があります。
4ADレコードに移籍したようですがピッタリだと思いました。
現在の活動は不明ですが、オフィシャルサイトではフェスなどのスケジュールが更新されていました。
The Holloways
2004年に結成された4ピースバンド。
トラッドなブリティッシュサウンドで、こちらの楽曲はPoguesなどを思わるダンサブルなナンバーです。
日本でも人気があったように思うのですが、2009年に出した2ndアルバム以降は音沙汰なし。
The Ordinary Boys
モッズ、2トーン色の強いポップバンド。
ヴォーカルはTVタレントとして活躍するなど、比較的メジャーなバンドだったかと思いますが、ネットであまり情報がなかったので。
3rdアルバムはインストも含めて捨て曲無しの名盤でしたが、その後解散。
今やその存在をただ懐かしむばかりとなります。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
紹介した楽曲はごく一部ですが、個人的に思い入れの強いものを中心にまとめさせていただきました。
個人的には最も音楽熱があって、またシーンにも活気があった時代なので今でもこれらの楽曲は聞き返したくなることが多いです。
というより、最近はめっきり新しい音楽を探求する好奇心が失われてきた気がするので危機感を覚えました。
皆様もおすすめなアーティストがあればコメント欄などで教えて頂けると幸いです。
それでは、今回の記事はここまでとなります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いできる日まで。
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