皆様、ごきげんよう。
いかがお過ごしでしょうか。
さて、当サイトも開設してはや4ヶ月が経とうとしてます。
ある程度テーマを絞った雑記ブログということで、色々なジャンルの記事を書いてみましたが、蓋を開けてみると最も閲覧数の伸びが良いのが旧サイトから持ち越した夜王の記事でした。
もはや夜王頼みといっても過言ではない当サイトですが、開き直って今回はまた懲りずに夜王をテーマにした記事を書いていこうかと思います。
その前にまず、皆様は北斗の拳という漫画をご存知でしょうか?
『北斗の拳』(ほくとのけん)は、武論尊(原作)、原哲夫(作画)による日本の漫画作品。およびそれを原作・題材としたテレビアニメ(1984年)・ゲームなどを指す。1980年代の『週刊少年ジャンプ』を代表する作品の一つであり、漫画家・原哲夫と漫画原作者・武論尊の最大のヒット作にして代表作である。初出版である連載版は『週刊少年ジャンプ』(集英社)1983年41号から1988年35号に掲載され、当時一大ブームを巻き起こした。
Wikipediaより
簡単に説明するとヒャッハーな悪党が跋扈する核戦争後の荒野で主人公ことケンシロウという殺人拳法の使い手が敵を内部破裂させたり顔面粉砕する漫画です。
そんなジャンプを代表するアクション漫画であった北斗の拳、ホストとという当時斬新なテーマを扱った夜王。
一見何の関連性もないように見受けられますが、深く探っていくと意外な共通点がいくつかあることに気が付きました。
ホストと北斗…語感だけは何となく似ているような気がしますが、今回の記事ではみんな大好き夜王のルーツが北斗の拳にあるという根拠を紹介させて頂きたいと思います。
どうか最後までお付き合いください。
強敵と書いて「とも」と呼ぶ!魅力的なライバルの数々
主人公であるケンシロウは元より、時にはその人気を凌駕するほど魅力的なライバルキャラが多く登場することでも有名な北斗の拳。

一方の夜王も数々の魅力的なライバルが時には主人公に立ちはだかり、またある時は共に戦うなどの熱い展開が待っています。

…なんというか、こう一人一人を振り返ってみると見事な奇人、変人の見本市ですね。
ところで、北斗の拳を代表するライバルキャラとして「シン」というキャラが存在します。

どことなく、同じく夜王を代表するライバルキャラ聖也さんを思わせないでしょうか。
並べてみると一目瞭然です。


こうしてみると単なる変態同士にも見えますが、そのキャラ造詣のルーツには北斗の拳があったことは想像に難くありません。
ちなみに登場時はまあまあゲスかったシンですが、聖也さんも初期は裏工作で遼介潰しを命じる等姑息な面が目立ちました。

また、両者は共に主人公と同じ女を愛した男、という共通点においても一致しています。
あとは有名どころで言うとこのキャラ。

一瞬どちらの作品のキャラか脳がバグりそうになりますが、夜王に登場した天海レイというキャラです。
誰がどう見ても北斗の拳のアミバです。ありがとうございました(名前はレイですけど)。

改心した後はアミバはアミバでもキレイなアミバと言えるほどの変貌ぶりを見せてくれました。
その他にも、ほのかなデジャブを感じるキャラは存在します。

山のフドウ?
あとどこで出てきたか覚えてませんが、何かハート様みたいなキャラもいた気がします。
多彩なアクション!あたたたたた!ほぁた!
北斗の拳と言えば、一世を風靡した多彩なアクションが魅力の一つです。
![あたたた!!!】絶対くらいたくない北斗神拳の技まとめ! | RENOTE [リノート]](https://shykt9041.com/wp-content/uploads/2021/08/image-5.jpeg)
誰しもが学校や仲間内などで真似した経験があるのではないでしょうか。
しかしながら、夜王も負けてはいません。

ホストをテーマとした漫画でありながら迫力のあるアクションシーンで読者を楽しませてくれます。

そもそも、ホストがテーマの漫画でありながら敵対勢力がチャイニーズマフィアや麻薬組織だったりするのでこうしたアクションに事欠かないのも無理からぬことかも知れません。
あと、聖也さんが放っている特徴的な型の攻撃は当時「ホスト神拳」と呼ばれ、読者に強烈な印象を残すこととなります。

なんだかこの切り取り方だと一方的に暴行を加えているようなシーンが多いように見えますが恐らく気のせいでしょう。

剣術使いもいるよ!
外道共!お前らに明日を生きる資格はねぇ!
北斗の拳と言えば、語られることが多いのが数々の卑劣な行為を厭わない外道の数々。

こうしたキャラ達との対比が、主人公たちの正義をより引き立てていると言っても過言ではありません。
一方の夜王も外道、鬼畜、人格破綻者のオンパレード。



この中の何人かはその後改心して主人公のよき理解者へと変貌しますが、登場時はそれが予想もつかない程の外道ぶりを見せてくれました。
モブレベルのその他大勢のホストでさえも並んでみるとご覧の通り。

もはやどっちが北斗でどっちが夜王か、混乱してしまいそうですが一応夜王のキャラです。
核戦争後の世紀末の荒野でも煌びやかなホストの世界でも、強面が幅を利かせるというのが90’、00’sマナーであると言えるでしょう。
下段真ん中の人物の卍丸スタイルがより世紀末感を加速させている気がします。
俺が体を預けるのは黒王号のみ!
北斗の拳最大の敵といえば北斗三兄弟が長兄、ラオウを思い浮かべる方も多いでしょう。
そんなラオウの愛馬として知られる黒王号。
世紀末、暴力が支配する荒野において、黒王号を駆る姿は絶対王者としての威光を存分に感じさせます。

そんな中、ここ夜王の舞台となる夜の世界にも、華麗に愛馬を乗りこなす男が一人。

聖也さんでした。
いよいよもって何の漫画か分からなくなりますが、殺人拳法を操り愛馬を駆る彼こそ、世紀末の覇者にふさわしかったのかも知れません。
悲恋!最愛の者との別れ
こちらも共通している要素だと思います。
北斗の拳においては余命いくばくもない状態でケンシロウと再会を果たしたユリア。

夜王においてはこれまた余命あとわずかという状況で遼介と添い遂げた麗美の存在があります。

残された命を振り絞って、デザイナーとしての仕事、そして遼介との恋に殉じる姿はとても切なく、夜王屈指の感動的なシーンでした。

しかしながら麗美との悲劇的な別れから割と早い段階(巻数にして2、3巻ほど)で中国人ホステスの京美と恋仲に発展するなど、意外にもドラスティックな遼介の行動に疑問を感じたのは私だけではないはずです。
果てしなき荒野へ 俺たちの戦いはこれからだ!
全ての戦いが終わった後、見果てぬ荒野へと歩を進めるケンシロウ。

一方の遼介も、かつてない大きな戦いに勝利を収めた後は六本木という新たな土地での挑戦に身を投じます。
彼らの戦いはまだ終わってなかった!この先、どのような苦難が彼らに待ち受けるのか…。
物語がこれからも続いていくという期待を読者に残し、壮大なラストを迎えるのは少年漫画の王道的展開と言えるでしょう。

テンションに温度差を感じるものの、そこは主人公のキャラクターの違いともいえるでしょう。
俺(たち)の戦いは始まったばかりだ!そういった文句が刻まれてもおかしくない良質なエピローグです。
六本木の高架付近でウオオオーーッ!と叫び声を上げている人物を見かけたら確実に夜王愛好家と断言できます。
そのまま鮭とばをつまみにマティーニを酌み交わすのもよいでしょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。
こうして並べてみると、共通点とか以前にどっちが夜王だっけ?と脳が錯覚を起こしてしまう感覚に襲われました。
まあほとんどこじつけではあるのですが、やはりルーツがどうこう以前にどちらも素晴らしい名作であるのに変わりはないので、興味を持たれた方はこの機会に是非とも読破することをお勧めします。
それでは、今回の記事はここまでとなります。
これからもすっかりと夜王がメインコンテンツとなった当ブログをどうぞよろしくお願いします!(泣
ウオオオオオオーーーーーーーッ!

最後までお読みいただき有難うございました。
夜王で作画を担当されていた井上紀良氏による漫画、ローランド・ゼロが好評発売中のようです。
ホストと言えばローランド、ホスト漫画といえば井上紀良という黄金タッグの作品ですので否が応にも期待が高まります。
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