90年代を彩ったゲームハードと言えばSFCでした。
スーパーマリオ…ドラゴンクエスト…ファイナルファンタジー…。
今日のゲームの礎となっている名作タイトルが多数発売された歴史的なゲーム機と言えるでしょう。
そんな中、個人的に最も思い入れの深いタイトルが今回紹介するポピュラス2です。
『ポピュラス』 (Populous) は1989年にイギリスのブルフロッグが開発、エレクトロニック・アーツが発売したコンピューターゲームソフトである。デザイナーはピーター・モリニュー。初期はパソコン(コモドール Amiga、アタリST、そしてIBM PC)用ゲームソフトとして発売されたが、後に広範囲の国内パソコン、コンシューマゲーム機に移植された。ミニスケープゲーム及びゴッドゲームの代表作である。
Wikipediaより
ゲーム黎明期に発売され、所謂ゴッドゲームの元祖として名高い本シリーズ。
プレイヤーは神となり、信仰を集め異教徒を蹂躙するというゲーム性が色々マズかったのか、2008年発売のDS版を最後に長らく新作が発表されていません。
GTAでさえも宗教は扱ってないのに…
PC用ゲームとしてカルトな人気を博したポピュラス2は、その後SFCに移植され、その高い異色度が絶賛されましたがあくまでもマイナーゲームの域を出ませんでした。
かくいう私も発売後10年以上の時を経て初めてプレイしたクチでしたが、次世代機が全盛の当時をもってしてもなお色褪せないゲーム性の高さと中毒性に驚かされました。
今回の記事では、そんなポピュラス2の魅力について、できうる限り皆様にお伝えしたいと思います。
それでは、どうか最後までお付き合いください。
信者を増やそう
先述したように、このゲームはプレイヤーが神となり、信者を率いて敵対する神の信者、すなわち異教徒をせん滅するのが目的です。

大丈夫なんかこのテーマ…
ゲーム開始時は自軍の信者を増やすことから始めます。
見下ろし方のクオータービューのマップからマスを選択して、土地を平らにしたり川を埋め立てて信者たちが暮らしやすい地形をつくってあげましょう。
信者たちはわらわらとそこら中に家を建て始め、中で勝手に繁殖して増えます。
xxxしてるいう事やね
そうすると段々領土が広がっていくので、ある程度の数に達するまで続けましょう。
地味な作業ですが何もなかった土地に都市ができていく様は気持ちがいいものです。
奇跡の力を呼び起こそう
ある程度信者が増えると、信仰心というパラメーターが上昇し、神である主人公は神技と呼ばれる様々な奇跡を行使することができます。
例えば地割れを起こしたり津波を起こしたりして敵の土地を破壊したり、火柱を呼び起こして直接異教徒を焼き払うこともできます。

個人的に気に入ってるのが相手の土地に進行性の毒カビを植え付ける神技です。
投下すると毒カビが敵地の都市を侵食し、通過した信者はもれなく死亡します。
連続で使用するとかなりえげつないことになり、異教徒の断末魔がノンストップで鳴り響くことになります。
また、敵地に植樹して、その上で火柱を放つ複合戦法も有効です。
木から木へ、燃え移るように進行する火柱は異教徒と都市を飲み込み辺りは阿鼻叫喚の焦土と化すでしょう。
もちろんこれらの神技は敵側の神も容赦なく使用してきますので都度適切にリカバリーすることが求められます。
ヒーローを造り出そう
ある程度信者の数が増えてきたら本作の攻撃ユニットであるヒーローを作成すると良いでしょう。

本作はギリシャ神話がベースとなっていますので、ヘラクレスやアドニスなどのキャラクターを作ることできます。
基本的には信者同士を合体させ、強化した個体をヒーローに変身させる流れとなります。
合体は炎の中に信者が飛び込んでいく描写がなされていますが、多分生け贄とかそういう事だと思います。
Oh…
戦闘ユニットというだけあって作成したヒーローの戦闘力は一般の信者を凌駕しています。
敵地に送り込むと単体でも異教徒たちを蹂躙してくれるでしょう。
最終戦争へ
さて、信者と領土を充分に増やし、敵地をヒーローと神技で壊滅させた後は最終コマンド、アーマゲドンの宣言を行います。
アーマゲドンを選択すると、敵味方ともにすべての信者がヒーローと化し、ガチンコの全面戦争に突入することができます。

敵味方が入り乱れて殺しあう様は壮観で、まさに最終戦争といったところでしょう。
最後の一人の信者まで残らず殺害し尽くしたところでゲームは決着、ステージ攻略となります。
豊富なステージ
さて、以上が基本的なゲームの流れとなります。
ステージは全体で48も用意されており、ステージごとに地形やルールが異なりプレイヤーを飽きさせません。

とはいえ異色元の本家の作品ではこの何倍ものボリュームがあるようですが、レトロゲームを振り返って遊ぶ程度であれば丁度いい位の分量に感じました。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
どうもゲームテーマが宗教戦争、異教徒の弾圧などをイメージさせることからおそらく新作の発売は絶望的かと思いますが、謎の中毒性があり今遊んでもかなり楽しめるゲームなのではと思います。
ハードスペックの関係上、操作性や画面の視認性は辛いものがありますが、それらのデメリットを補るカルトな魅力があるゲームと言えるでしょう。
皆様も機会があれば是非とも手に取り、プレイしてみてください。
それでは、今回の記事はここまでとなります。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
またお会いできる日まで。
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