皆様、ごきげんよう。
いかがお過ごしでしょうか。
さて、皆様はスクウェアという企業をご存知でしょうか。
株式会社スクウェア(英: SQUARE CO., LTD.)は、かつて存在した日本のコンピュータゲームソフト会社。2003年(平成15年)4月1日に同業のエニックスと合併し、スクウェア・エニックスとなった。古くは『ディスク・オリジナル・グループ DOG』などでファミリーコンピュータ ディスクシステム向けソフトを開発していた。同社発売の『ファイナルファンタジーシリーズ』はエニックス(現スクウェア・エニックス)発売の『ドラゴンクエストシリーズ』と並ぶ、日本でのコンピュータRPGの両巨頭である。
Wikipediaより
現在はドラクエで有名なエニックスと合併し、スクウェア・エニックスとして運営していますが、90年代~00年代にかけてはファイナルファンタジー・シリーズ、サガ・シリーズなどの良質なRPGを多数輩出しているメーカーとしてその名を轟かせていました。
取り分け、3DCGを使用した大作RPGブームのさきがけとなるなど、その映像美には定評があり、2Dが主流だったSFC時代には緻密なドット絵を駆使したグラフィックを手掛けています。
そんなスクウェアですが、SFC時代のRPGにおいて、伝説上の生き物をモチーフにした美麗なドットのモンスターに混じって、やたらエロく艶めかしいモンスターが多かったのは記憶されている方も多いのではないでしょうか。
2、30年近く前の作品という事もあり、現在より規制も緩く、全年齢表現ギリギリの敵モンスターに驚いた当時のキッズの方々も多かったのではと思います。
今回は、そんなスクウェアのSFC時代のRPGの中から、個人的に際どいと感じたモンスターをいくつかピックアップしてご紹介いたします。
また、エロさに限らずアートの域まで極まったスクウェアのドット絵の技術力、芸術性も感じて頂ければ幸いです。
それでは、どうか最後までお付き合いください。
チャダルヌーク FF6

この手の話題で真っ先に上がるのが1994年に発売されたFF6のチャダルヌークではないでしょうか。
ボスキャラとして中盤に登場しますが、絵の中から浮き出るような表現が印象的でした。
中世の名画、取り分けブーグローを思わせるような芸術的なデザインです。
霧で絶妙に局部が隠れるというエロスに当時のキッズは興奮を覚えたとかいないとか。
メリュジーヌ FF5

お次も同シリーズより。
こちらもこの手の話題で有名なボス、メリュジーヌです。
当時のFFにはこうした表現のモンスターが多かった記憶があります。
官能的な表情もさることながら、触手でギリギリのラインをカバーするなど、当時のスクウェアの挑戦心が窺い知れる一体です。
フェイ ロマンシング・サガ3

妖精というか、人外だからOKという判断基準なのか不明ですが、特に何も身に着けていない敵が登場しました。
ロマサガ3はSFC末期に発売され、そのグラフィックは当時のスクウェアの追い求めた完成系ともいえるクオリティでしたが、その芸術性も相まってかこうした暴挙が許されたのかも知れません。
敵としては最弱レベルの雑魚で、よく序盤に乱獲された印象です。
リアルクイーン ロマンシング・サガ2

作中でも七英雄に次いで印象的なボスキャラ、リアルクイーンの完全体です。
年代を超えて主人公を脅かす執念もさることながら、脱皮途中の全裸女性というデザインも衝撃的でした(なんか垂れてるし)。
ここまでくると「エロいより気持ち悪いが勝つ!」という千鳥ノブの悲鳴が聞こえそうですが、個人的には官能的なグロさが同居した秀逸なデザインだと思います。
めがみ FF6

お次は再びFF6から。
たかだかボスの一体にここまで緻密なデザイン、書き込みを行っているのはさすがスクウェアとしか言いようがありません。
まるで宗教画のような荘厳さがあります。
なお、海外では普通に規制されて布が足された模様です。
スフィンクス ロマンシング・サガ2

有翼、半獣というキメラ的デザインの敵キャラ。
モンスターでありながら胸を手で覆っているあたりに恥じらいが感じられます。
普通に戦いづらいんじゃないかと思うのですがいかがでしょうか。
ゼファーゾーン FF5

こちらも比較的有名なモンスターではないでしょうか。
一見すると履いてるのか履いてないのか判断に迷うグラフィックはそのまま、当時のキッズたちの煩悩を呼び起こし苦悩させました。
下半分だけ切り取った例のニットみたいな衣装です。
ワグナス ロマンシング・サガ2


モチーフは迦陵頻伽でしょうか。
神々しさすら感じさせるデザインですが、主人公率いる帝国軍に仇なす七英雄のリーダー、ワグナスです。
ゲームの仕様上、進行状況によって強さとグラフィックが変化する造りとなっています。
普通に胸がありますが、なんと男性キャラです(モンスター化して雌雄同体となった設定)。
同じく七英雄の紅一点、ロックブーケに想いを寄せられている裏シナリオが後に語られますが、この変容ぶりをどう思ったのか想像に難くありません。
ちなみに元の姿はこんなにもイケメン↓。

クラウストロフォビア ライブ・ア・ライブ

同時代のスクウェア作品という事でライブ・ア・ライブの敵も探してみたのですがこれくらいしか見当たりませんでした。
ゲームの仕様上正面、背面の両グラフィックが存在しており、バックショットならではのエロさが楽しめる(?)一体となっています。
マルガリータ ロマンシング・サガ2

なんかロマサガばかりになってしまいました。スミマセン。
ゲームでは静止画ですが、木の根が蠢くさまが想像できるようなデザインです。
これに限らず、ロマサガには色違いやコンパチみたいなデザインのモンスターが多数いたので比較的エロいモンスターに出くわす確率が高かったように思います。
蒼天女 ロマンシング・サガ3

最後はロマサガ3から。
通常では出会えないレアモンスターで、色違いの雑魚がいたような気がしますが名前が思い出せなかったので。
絶妙に局部をカバーする肢体、髪なのかエフェクトなのか良く分からんデザインと、スクウェア・エロ・グラフィック・マナーを体現したようなデザインではないでしょうか。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
スクウェアはその後、3D作品を主戦場に移行。
その頃はローポリ過ぎてエロくなく、さらにその後は規制が進みこうした挑戦的なデザインは見受けられなくなった印象です。
個人的には西洋美術に通じるような芸術性を感じられる秀逸なデザインの数々だったと思いますが、これらをドットで表現した技術力にも舌を巻きます。
今となっては当時を懐かしむばかりですが、いつか自分に息子が産まれ、スクエニ作品をプレイしているのを見かけたらこう伝えたいと思います。
「あの頃、スクウェアはエロかった(というかむしろロマサガがエロかった)」と。
それでは、今回の記事はここまでとなります。
皆様も、思い出の敵モンスターなどいましたら是非コメントなどでお知らせください。
最後までお読みいただき有難うございました。
またお会いできる日まで。
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