皆さまごきげんよう。
いかがお過ごしでしょうか。
本日はマンガの話題です。
皆様はマンガはお好きでしょうか?
私も日々のルーティンとして無料アプリのチケットを駆使して地道に購読を続けています。
そこで、今回はタイトルにもありますように、個人的なおススメマンガいくつかを紹介させて頂こうと思います。
例によってジャンプの看板作品などの有名作品は他サイト様でも多数取り上げられているため、比較的マイナーな作品に絞って紹介させていただければと思います。
*マイナー、メジャーの基準は完全な個人の主観ですのでご容赦ください。
また、今回は特に私たちの青春を彩った2000年代に発表された作品を中心に取り上げてみました。
なるべく試し読みなどのリンクも同時に掲載致しますので、気になった作品があればチェックしてみてください。
それでは、どうか最後までお付き合いください。
暗行御史(しんあんぎょうおんし)
『新暗行御史』(SHIN ANGYO ONSHI、しんあんぎょうおんし)は、小学館のコミック誌「月刊サンデーGX」(ジェネックス)で連載されていたファンタジー漫画。また、日本のアニメーション制作プロダクションオー・エル・エム(OLM)と韓国のキャラクター・プラン(CHARACTER PLAN)によって作られた日韓共同合作劇場アニメ作品。全17巻。外伝を集めた『新暗行御史 外伝』、ガイドブックの『新暗行御史 [アメンオサ、その真実と使命]』がある。話数カウントは「Classic.○」。
wikipediaより
日韓のクリエイターで原作と作画に分かれて連載されていた珍しい形態の作品です。
美しい作画と壮大なストーリー、魅力的なキャラクターと迫力のあるバトルが織りなす王道ダークファンタジー漫画と言えるでしょう。
所々韓国の歴史や伝承を基にしたストーリが―があり、その点でも他より独自性の強い作品になっています。
あまりネタバレになるので言及は避けますが、連載第一話を読んだ瞬間から衝撃を受けた記憶がありました。
下記のサイトで第一話の試し読みができるので、是非ともご覧になっていただければその魅力が伝わるかと思います。


元述(ウォンスル)というキャラがカッコよかったです(小並感)。
夜王
2003年、新宿、歌舞伎町に座り込む男、的場遼介――金も、コネも、何も持たずに北海道から出てきた彼に「東京」の街は冷たかった。しかし、世界的デザイナー加納麗美との出逢いが彼の人生を劇的に変化させる!! 欲望が蠢く街、歌舞伎町が今、「伝説の男」を生み出す!!
Wikipediaより
今なお伝説として語り継がれる最強のネタ漫画(スミマセン)夜王のご紹介です。
人物画やコピーの使いまわし、登場人物の突拍子もない行動、超展開などが話題となり時代を超えた今でも愛され続けている稀有な作品といえるでしょう。
夜王に関してはこちらの記事で詳しく紹介していますのでよろしければご覧ください。
基本的にはシリアスな漫画なのですが、上に挙げた要因により下手なギャグマンガよりも笑える作品となっています。
しかしながら、王道の少年漫画的な要素も兼ね備えており、2重の意味で楽しむことができるでしょう。
巻数は多めですが、是非とも全巻読破してほしい作品です。

平成義民伝説 代表人
『平成義民伝説 代表人』(へいせいぎみんでんせつ だいひょうびと)は木多康昭による日本の少年漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)にて2002年11号から24号まで連載された。
wikipediaより
かつて週刊少年マガジンに連載されていた超問題作。
かつて6人組だった某アイドルユニットを脱退した主人公が宇宙飛行士になる夢を追っていたが、先にそのアイドルユニットが宇宙飛行士に選ばれたので復讐のために宇宙船をジャックするという内容。
その某アイドルユニットがこちら。

…。に、似ている。ちなみに主人公の名前は米良(おそらく森のアナグラム)。
その神をも恐れぬ危険すぎるストロングスタイルから、最終的には訴訟に発展、短い連載を終えることとなりました。
内容も下ネタ、楽屋ネタ、他作品からの引用、パクリなどやりたい放題。
改めて作者の木多康昭氏の傍若無人振りを世に印象付けた作品となりました。
ちなみに同作者が週刊少年ジャンプで連載していたこれまた超問題作の幕張という漫画についてもこちらで紹介しておりますのでよろしければ併せてご覧ください。
おそらく講談社的にはなかったことにされているのか、試し読みアプリでの掲載はありませんでした。
孤高の人
孤独な青年・森文太郎は転校初日、同じクラスの宮本にけしかけられ校舎をよじ登ることに。一歩間違えば死んだかもしれない、だが成し遂げた瞬間の充実感は、今までになかった「生きている」ことを確かに実感するもの…。文太郎はクライミングへの気持ちを加速させはじめた――!!
Wikipediaより
クライミングという珍しいジャンルを扱った熱血青春スポーツ漫画かと思いきや、回が進むごとに陰惨な展開が続く鬱要素の強い漫画。
裏切り、迫害、挫折と様々な困難に苛まれながらも、果敢に山に挑戦し続ける孤独な若者が主人公。
2000年代という世相を反映した閉塞感、時代感も当時をよく表していると感じました。
気になった方は是非ともこちらで第一話をお試しください。

王様の仕立て屋~サルト・フィニート~
イタリア・ナポリの泥棒市に住む日本人、織部悠。ナポリ中の“究めし職人”から“ミケランジェロ”と賞賛された伝説の名仕立て屋が、唯一認めた弟子である。彼が受け継いだ至巧の技と、イタリアの比類なき伝統が一着のスーツに蘇生した時、それを身に纏った者の人生に珠玉のドラマが生まれる。
コミックシーモアより
服飾、取り分け男性のスーツをテーマにした珍しい題材の作品。
普段何気に目にしているスーツですが、襟の深さ1㎜にもこだわりやドラマがあって面白いです。
紳士服の教則本としても広く読んでほしい、そんな作品です。
乱暴に言えばスーツ版美味しんぼ的な内容なのですが、今でもなお連載が続く(令和3年現在)隠れた長寿作品となっています。
個人的には初期のハードボイルドな作風が好きでしたが、それ以降はややコミカルな作風に。

ヨイコノミライ
まじめに活動しない高校漫研に所属する井之上広海はある日、いつも保健室に通いつめている青木杏という女子生徒にそのことを相談すると本格的な部誌を作ることを提案される。
広海と部員は早速部誌作りにいそしむが、杏は裏で漫研のように口先ばかりで何もしないように見える者たちに対する「夢つぶし」を行っていた。部誌作りはうまくいかず、更に杏の暗躍により漫研部員達の心の闇が浮き彫りになっていく。
Wikipediaより
高校の漫画研究会を舞台とした漫画で、いわゆるオタクや腐女子と呼ばれる層をフィーチャーした作品です。
同じ題材を取り扱った漫画として思い出されるのはげんしけんという作品ですが、こちらは登場人物の闇、コンプレックス、痛さ、病理といった負の側面にフォーカスしており、苦手な人が見ると心を抉られるような鬱な展開が繰り広げられます。
個人的にはリアル版げんしけんと呼んで差し支えない作品ですので、ご興味のある方はぜひ。

死刑囚042
死刑囚042号(本名・田嶋良平)は、椎名という研究者からある実験に誘われる。それは、死刑制度を廃止する代わりに、死刑囚の脳に殺意が芽生えると爆発するチップを埋め込め、監視しながら社会奉仕させるというものだった。その提案を受け入れた田嶋は、とある公立高校で働くことになるが…。
Wikipediaより
死刑囚と高校生たちとの心温まる物語…なのですが死刑という刑が確定している以上、いつか終わりが来ることが分かっている分切ない気持ちにさせられる作品です。
主人公が少しづつ人間的な感情を取り戻していく過程に読者は感動を覚えるでしょう。
あまり有名ではありませんが名作と呼べる作品だと個人的には考えています。
心を震わせる漫画を読みたい方は是非ともお試しください。

僕の小規模な失敗
『妻と僕の小規模な育児』が大好評でツイッターフォロワー急増中の福満しげゆき版・私漫画シリーズ第1弾。おなじみの妻と結婚するまでの超・紆余曲折編です。工業高校入学→中退→定時制高校入学(ガロに持ち込み)→夜間大学入学(いつの間にか中退)→妻と出会うがストーカー扱い→紆余曲折ありまくりの末に結婚→でも漫画で食えないので妻が働くことに。
コミックシーモアより
作者の高校入学→漫画家生活に至る半生を描いたエッセイ漫画。
とにかく何をやっても裏目に出る、上手く行かない、という青春の蹉跌を描いた作品で、10代後半~20代前半の将来に迷っている若者にこそ読んでほしい作品。
00年代特有の社会不安、先行きの見えなさも相まってか、かなり共感できる部分がありました。
人生に迷っているという方は是非とも読んでみてください。

新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド2nd
ある日の朝、碇シンジは通学途中に一人の少女と偶然ぶつかってしまう。少女の名は「綾波レイ」。シンジのクラスに転校生としてやってきた謎多き少女だ。TVの「エヴァ」とは違った設定で贈る「学園エヴァ」第1巻!!
コミックシーモアより
世にも珍しい少女漫画版エヴァンゲリオン。
過去に出たゲーム作品のメディアミックス的な形で発売されたようです。
あまり期待せずに読み始めたのですが、暗く、陰鬱とした本編よりも明るく救いのある内容で、最近の映画版の状況をみているとこっちが正史で良かったのではと思える程です(スミマセン)。
キャラクターの背景や性格設定などに大幅な改変が加えられており、主人公を交えて両親が食卓を囲んでいるシーンなどはファンの方には感慨深いものがあるのではないでしょうか。

オメガトライブ
人間が誰しも、心の奥底に抱える欲望=“渇き”。それを解放した者は、神になるのか? 悪魔に変わるのか? 人間存在の深奥に迫る問題作!!
不登校児のセミナーを受け、父親と共にケニアを訪れた吾妻晴。だが、父の真の目的は、晴を殺して保険金を得ることだった。
コミックシーモアより
父に拳銃で撃たれた晴は、人類発祥の地・オルドバイ渓谷に転落し、意識を失う…。全身を貫く激痛、大地に染み込む血。晴は悪夢に満ちた18年の人生を振り返り、来世に思いを馳せる。だがその瞬間、何者かが彼の脳に語りかけてきた!!
人類の進化、や種と言った壮大なテーマが織りなす長編SFバトル漫画。
人類学や政治といったやや難解な話題を孕みながらも、各国の代表が能力バトルを行うなど、シンプルに少年漫画的な要素もあって広く楽しんでもらえる作品ではないかと思います。
余談ですが鳥肌実をイメージした梶秋一というキャラが人気を博していました。

おわりに
いかがでしたでしょうか。
ちなみに紹介順は思いついた順番であり完全に順不同です。
これまでも、そして現在も数多くの名作漫画が生み出され続けていますが、個人的に思い入れの多かった00年代に絞って紹介させていただきました。
皆さまも思い出のマンガなどがあればコメント欄にて教えて頂けると幸いです。
それでは、今回の記事はここまでとなります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
またお会いできる日まで。
コメント
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